徳を積むと、運気が好転する
誰にでも運気の良い時と、そうでない時があります。しかし、悪い時期でも、運の良い人がいますし、その逆も然りです。悪い運を回避する方法の1つとして、徳積みが挙げられています。今回は、誰にでも実践しやすい徳積みの方法をお伝えします。

そもそも、徳を積むってどういうこと?
徳を積むとは、簡単に言えば善い行いで、善行とも言われています。善行には、親切、笑顔、努力、寄付、ボランティア、清掃などが挙げられ、数えれば切りがありません。
日頃から意識して、善行を積み重ねていくと、運が貯まっていきます。ゆえに、運の悪い時期でも凶を回避しやすくなるのでしょう。加えて、良い時期には、さらに良くなる嬉しい効果もあります。ぜひとも、徳積みを意識して行っていきたいですね。
無財の七施
ただ、徳積みと言っても、お金持ちでないから、そんなに寄付は出来ないし、体力もないので、大きなことは無理だと感じられる方が、いらっしゃると思います。しかし、どなたでも、今日からすぐに実践できる徳積み方法があります。それが無財の七施です。
無財の七施は、その名の通り、財がなくても実践可能な7つの徳積み方法です。既にご存じで実践されていらっしゃる方も多いと思います。それほど、有名な方法です。では、1つづつ、説明いたしましょう。
眼施
眼施とは、人に対して、優しい眼差しを向けることです。誰かと目が合った時に、優しい眼を向けられると、安心感を覚えますよね。特に言葉がなくても、穏やかで親しみのある眼差しがあると、その人に好意を感じて、とても幸せな気持ちになれます。
目は口ほどに物を言う諺は有名ですが、眼施は、その代表だと言えるでしょう。
和顔施
和顔施は、笑顔や、なごやかな表情で、周りを明るくすることです。笑顔は、人を幸せにします。人の心を軽く、そして元気にする効果が、笑顔にはあるのです。
いつも、ニコニコとして、明るい表情をしていると、自然と周囲にも幸せが広がっていきます。笑顔は、立派な社会貢献だと言えるでしょう。

言辞施
言辞施は、優しい言葉や、温かみのある言葉で、人の心を幸せにすることです。愛のある言葉は、人に喜びと感動を与えます。良い言葉をかけられると、とても嬉しくなりますよね。相手の立場に立った、優しい言葉は、素晴らしい徳積みの1つです。
身施
身施とは、身体を使った善行です。困っている人を見かけた時に、そっと手を差し伸べるような行為を表しています。重たいものを持っている人がいると、それを手伝ったり、地域の清掃ボランティアに参加したりして、周囲に益するような行動が身施の代表だと言えるでしょう。
心施
心施は、相手の立場に立った思いやりの心です。悲しみも喜びも、共に分かち合おうとする気持ちを表しています。相手の立場に立った考えや行動は、とても大切です。それが出来ていると、自ずと人間関係も好転し、運気も開けてくるでしょう。
床座施
床座施は、座席や場所、順番などを譲ることです。電車で席を譲ったり、スーパーのレジやタクシー乗り場の順番を譲ったりすることを意味しています。自分よりも相手を優先する優しい気持ちは、社会貢献に結び付いていくでしょう。
房舎施
房舎施は、困っている人を家に招いて宿泊を促す行為です。しかし、今の時代は、時と場合によりますので、安易な判断は危険かも知れません。雨の日に傘を差し伸べる行いも、房舎施に含まれます。
状況を見ながら、愛のある房舎施を実践できれば最高ですね。
以上が無財の七施ですが、比較的簡単で、誰でも今日から取り組める徳積みなので、ぜひ実践して頂ければ幸いです。
徳を積みたくても、積めない時がある
徳を積みたくても、積めない時があります。良いことをしたいと頭では分かっていても、知らず知らずのうちに不徳を積んでしまうのが人間です。
例えば、普段は善行を続けているのに、疲れている時には、ついつい仕事をさぼりがちになったり、人に対して寛容になれなかったりします。それは、当たり前のことで、やむを得ません。何も悪いことではありませんし、自分を責める必要もないと思います。
人間は生きている限り、色々な悪行を犯してしまいがちです。そんなことをすると、せっかく積んだ徳が台無しになってしまうのではないかと、心配される方もいらっしゃるでしょう。
しかし、そんな心配をしていたら、徳など積んでいけません。不徳を積んでも、その時は反省して、また徳積みを始めればいいのではないでしょうか?
むしろ、不徳を積んだと気に病む方は、心が綺麗なのだと思います。反省する気持ちは、とても清らかです。なかなか、できることではありません。
徳が積めない時は、それでいいと思います。積める時に積んでおくだけでも、未来は間違いなく明るいでしょう。
徳積みは運の貯金になる
徳を積んだからと言って、すぐに運気が良くなるわけではありません。善行が積もり積もって、それが一杯になった時に、溢れ出して運気が好転すると言われています。徳積みをしているのに、変化がないと感じて、やめるのは早計です。出来る範囲で続けていくと、確実に運は溜まっていきます。
徳積みをして日頃から運を貯めておくと、占いで運の悪い時期がやってきても、影響を受けにくくなります。徳積みの成果が、知らず知らずのうちに現れて、凶の運を避けて通ってくれるのでしょう。
反対に、不徳ばかりを積んでいると、良い運気が到来しても、あっさりと通り過ぎてしまいます。
徳積みは、自分も周囲も幸せにする、目に見えない魔法だと言えるでしょう。
まとめ
今回は、徳積みについての、お話をさせて頂きました。日頃から、徳を積む習慣をつけておくと、占いで運の悪い時期がやってきても、その影響を受けにくくなります。無財の七施は、簡単で、誰でも今すぐに始められる7つの徳積みです。毎日、実践していくと、確実に運が貯まります。参考にして頂ければ幸いです。
