タロット占いは、答えが1つではない
朴術であるタロット占いは、四柱推命や西洋占星術などの命術と違い、占い師によっては結果の読み方が異なります。カードの意味は一定しているので、およその解釈は似ているのかも知れません。しかし、中には大きく相違するケースもあり、興味深いところです。今回は、占い師によって、タロット占いの解釈が異なる理由を、お伝えします。
タロット占いの結果が占い師によって違う理由その1
タロット占いの結果が占い師によって違う理由は、タロットは朴術であるため、展開されるカードが、毎回変わるからです。同じ占い師であっても、2回占うと、違うカードが出ます。別の占い師が占えば、同様に違うカードが出るため、結果が違うのは当然と言えば当然でしょう。
タロット占いの結果が占い師によって違う理由その2
タロット占いや、その他の朴術は、占い師と相談者の相性が結果に大きな影響を与えます。相性が良いと、的中率も高まりますが、悪いと曖昧な結果になりがちです。そのため、相性が良いと感じる占い師を選ぶと良いでしょう。何となく合わないと感じる占い師は避けるのが賢明です。顔を見て明るい気持ちになったり、安心感を覚えたりする占い師を選ぶと、的確な結果が得られるでしょう。

タロット占いの結果が占い師によって違う理由その3
タロット占いの結果は、占い師の感性に左右されます。占い師の性格は皆一様に違い、一定ではありません。真面目な性格、ユニークな性格、優しい性格など多種多様でしょう。タロット占いは、結果の読み方に、占い師の性格が表われることも多く、同じカードであっても正逆になるケースも見られます。
占い師の熟練度も解釈に大きな影響を与えます。初心者の占い師は、カードの意味をそのまま当てはめて読む傾向が強いでしょう。ベテランになれば、イメージを自分のものとして、的確に解釈する力が身につきます。以上から、的中率はベテランに軍配が上がるでしょう。
例えば、ダンスを習っていて、なかなか上達しないがどうしたら良いかとの相談があったとしましょう。カードには、悪魔の正位置とワンド8の逆位置が出ました。3人の占い師の読み方を例として解説します。
Aの占い師 悪魔の正位置は、魅力や誘惑を意味しています。ワンド8の逆位置は、遅延や、ゆっくりペースを表しています。そのため、ダンスの練習には、セクシーで魅惑的な衣装を選び、ゆっくりと踊るようにすると、先生からも褒められて早く上達するでしょう。
Bの占い師 悪魔の正位置は、魅力の他にも束縛や執着を意味しています。ワンド8の逆位置は、停滞、スローペースなどの意味があります。ゆえに、多少の拘束を感じるくらいに練習時間を増やして、自分に厳しくすると本気度が増すので上達の可能性が高まります。しかし、焦りは禁物です。自分のペースで、ゆっくりと着実に実力をつけていくと、気が付けば、かなり上達しているでしょう。
Cの占い師 悪魔の正位置とワンド8の逆位置から、悪魔のお面をかぶって、ノロノロと踊りながら、周りからの笑いと取ると、先生やその他の生徒から面白いと言われて、人気がアップするので、自信がついて上達も早くなるでしょう。
以上の3つは同じカードでも全く結果が異なります。Aの占い師とBの占い師は、真面目な性格で、Cの占い師は、ユニークでざっくばらんなタイプだと思われます。
このように、同じカードでも占い師によって読み方が、大きく変わります。相談者は、その時に一番必要な導きをくれる占い師を、潜在的に選んでいると言う話もあります。これも、占い師とのご縁だと言えるでしょう。
まとめ
タロット占いは、朴術で偶然性の中から占断するため、占うごとに結果が変わります。ゆえに、占い師によって結果が変わるのは当然だと言えるでしょう。
一方で、同じカードでも占い師によっては、解釈が異なります。それは占い師の性格や熟練度が影響しているためです。相談者は、その時に一番ふさわしい占い師を選んでいるとも言われています。ご縁のあった占い師が、相談者に最も適切な結果を教えてくれるのかも知れません。本日は、タロット占いは占い師によって解釈が違う話をいたしました。参考にして頂ければ幸いです。
